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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第18章 触れた想い 2

帰り道。


「いえ!もうここから近いですから!!」


送るって言う俺の言葉を頑なに拒否る彼女。



…いやいや。

子犬抱いたまま雪の中歩かせられないし。



「いいから乗って?

寒いし、俺が付き合わせたし、ワンちゃんもいるし。ね?」



車の助手席のドアを開けて、どうぞ?と乗るように促して、やっと




「じゃぁ…お言葉に甘えて…」




遠慮気味に車に乗り込んだ彼女。





見た目、ふわっふわしてんのに結構頑固なんだなー……





そう思った俺。







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