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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第18章 触れた想い 2

俺は自分の事を軽くだけど話してみた。

車を3台所有してるとか

会社の社長。


とかそういう障り部分を。



俺の事、何も知らない女性と接した事が凄く新鮮だったけど


性格が歪んでるんだろうな。


彼女がそのさわり部分だけでも、俺の事を知ったらどう変化するのか見たかった。



俺の中の答えは1つ。




彼女も他の女達のように成り下がる。




――――だけど。そのはずだったんだけど………




「へぇー…それであんな電話鳴ってたんですねー。

忙しいのも大変ですよねー。

あ、最近新商品で出た栄養ドリンクが効くと店長が言ってましたよ?」



「……は?」



「え?いや、ですから栄養ドリンクが効くらしいので疲れた時には是非!」




またもや、俺の方を見る事なく。


ずっと子犬を優しく撫でながら彼女が発した言葉は

まさかのコンビニの新商品のある種、営業。


期待はまんまと裏切られた。




「ふっ……アハハハハ!!!」




何だ?この子……



マジで堪んない。






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