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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第20章 拓ちゃんの心と私と・・・

――――――え…?



フ……フリ……?



拓ちゃんの言葉に、私だけ時が止まったように動けず、心臓だけが激しく動悸。




「どうして……?」



拓ちゃんの言葉が余りに予想外で。

全くそんな事想像もしたこともない言葉過ぎて…衝撃的過ぎて…


動揺が隠しきれない私の頭を、拓ちゃんは優しくふわっと撫でて



「ごめんね?」




って



「自分から“別れよう”の言葉も

心愛から“別れよう”の言葉も。

“別れよう”の言葉をとにかく耳に入れたくなかったんだ。

心愛を解放してあげたいと思ってるのに手放したくないと思ってしまった。

俺はまた心愛から逃げたんだ。

……どうしようもないよな」



って



彼はふふって軽く笑うけど……



私は全然笑えない。



全然、笑えないよ…




拓ちゃん





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