ふわふわ堕天使のスルメイカ
第20章 拓ちゃんの心と私と・・・
「……いやっ!いやだ!聞きたくない!」
拓ちゃんの言葉を耳に入れないように、彼の腕の中で耳を押さえるけど
「心愛を忘れる事なんて出来ない」
「ごめんな?心愛…」
何度も何度も私に届くように
何度も何度も私の耳に伝うように囁く言葉は押さえてる手も無意味で。
全て、私の耳に届き、その度に私の心をドクンと脈立てて
私の心の中をぐしゃぐしゃにして掻き乱して
私の涙腺をも揺るがす。
私の事を好きだと言う拓ちゃん。
好きだと言いながら謝る拓ちゃん。
私の頭を優しく撫でながら
私の背中を優しく擦りながら
何度も何度も何度も……
ごめん
好きだ
の言葉を繰り返す拓ちゃん。
告白されてるのに謝られるなんて経験は今回は初めてで。
“ごめん”
の言葉を聴くたびに、今までの辛かった事。
哀しかった事。
涙を堪えた事。
全てが頭に浮かんで
「……辛かったんだから…ッ!」
「うん……」
「私がどんな気持ちで居たなんか、ちゃんと知らない癖に……ッッ!!!」
何度も何度も拓ちゃんの胸を叩いて
拓ちゃんに想いをぶつけた。
拓ちゃんの言葉を耳に入れないように、彼の腕の中で耳を押さえるけど
「心愛を忘れる事なんて出来ない」
「ごめんな?心愛…」
何度も何度も私に届くように
何度も何度も私の耳に伝うように囁く言葉は押さえてる手も無意味で。
全て、私の耳に届き、その度に私の心をドクンと脈立てて
私の心の中をぐしゃぐしゃにして掻き乱して
私の涙腺をも揺るがす。
私の事を好きだと言う拓ちゃん。
好きだと言いながら謝る拓ちゃん。
私の頭を優しく撫でながら
私の背中を優しく擦りながら
何度も何度も何度も……
ごめん
好きだ
の言葉を繰り返す拓ちゃん。
告白されてるのに謝られるなんて経験は今回は初めてで。
“ごめん”
の言葉を聴くたびに、今までの辛かった事。
哀しかった事。
涙を堪えた事。
全てが頭に浮かんで
「……辛かったんだから…ッ!」
「うん……」
「私がどんな気持ちで居たなんか、ちゃんと知らない癖に……ッッ!!!」
何度も何度も拓ちゃんの胸を叩いて
拓ちゃんに想いをぶつけた。