ふわふわ堕天使のスルメイカ
第20章 拓ちゃんの心と私と・・・
「拓ちゃんは……っ、
拓ちゃんは私のためって言ったけど、それって全部私のためじゃない!」
拓ちゃんの部屋から喘ぎ声が聴こえるたびに……
“ほら、もっと腰使って声聴かせて?”
“あ……イッ………イクッ‼”
拓ちゃんが他の女性を抱いてる声を聴くたびに……
「拓ちゃんは全部、私を壊さないためって言ったけど…っ、」
涙を堪えるように下唇をギュッと噛み閉めて
涙が溢れ出さないように上を向いて帰路に着く私。
幾度となく見た、涙で滲む朱い夕焼けは今も、この先も忘れる事はないと思う。
というか…忘れられない……。
幸せだった日々から一転して、理由も分からないまま彼は何度も他の女性を私と約束してる時でも抱いてた。
何で?
どうして?
何度も何度も自問自答した。
拓ちゃんが他の女を抱くのは私に魅力がないからだって思った。
なのに……
それらは全部
全部全部、ぜ――んぶ…
私を守るため?
……ふざけないで…
ドンッ‼
「ふざけないでよっっっ!!!」
拓ちゃんは私のためって言ったけど、それって全部私のためじゃない!」
拓ちゃんの部屋から喘ぎ声が聴こえるたびに……
“ほら、もっと腰使って声聴かせて?”
“あ……イッ………イクッ‼”
拓ちゃんが他の女性を抱いてる声を聴くたびに……
「拓ちゃんは全部、私を壊さないためって言ったけど…っ、」
涙を堪えるように下唇をギュッと噛み閉めて
涙が溢れ出さないように上を向いて帰路に着く私。
幾度となく見た、涙で滲む朱い夕焼けは今も、この先も忘れる事はないと思う。
というか…忘れられない……。
幸せだった日々から一転して、理由も分からないまま彼は何度も他の女性を私と約束してる時でも抱いてた。
何で?
どうして?
何度も何度も自問自答した。
拓ちゃんが他の女を抱くのは私に魅力がないからだって思った。
なのに……
それらは全部
全部全部、ぜ――んぶ…
私を守るため?
……ふざけないで…
ドンッ‼
「ふざけないでよっっっ!!!」