ふわふわ堕天使のスルメイカ
第20章 拓ちゃんの心と私と・・・
「心愛……」
私の目をゆらゆら揺れる瞳で見つめてた拓ちゃんの目からは
「ホントにごめん……」
一筋の涙。
「俺、本当に分かってなかった。本当にごめん…
泣かせて、傷つけて…ホントにごめん……」
そう言って再度、ギュッと私を抱き締めた。
私の耳元で嗚咽を漏らす拓ちゃん。
私も溢れ出る涙を拭う事なく、彼の腕の中で泣いた。
何度も自分に言い聞かせるように
何度も今までの自分の歪んだ想いを正すかのように
「俺が間違ってたんだ……」
そう言葉を零す拓ちゃんに胸が締め付けられる。
だって……。
私も間違ってた。
「私も……。
拓ちゃんの事、ちゃんと分かってなかったね…」
拓ちゃんが他の女の人を抱くのは自分に色気が無いから。
拓ちゃんが私に触れてくれないのは私が悪いから。
色々な理由を全部、自分に当て嵌めてそれで答えをOKとしてた。
それで自分を納得させて終わりにしてた。
拓ちゃんの奥底の深い想いの部分に気付けなかった。
宅ちゃんは少し歪んでるけど、私を大切に想ってくれてた。
私を大切に想うからこその、行動だったのに……・
「私が本当は1番、拓ちゃんをちゃんと知ってなかったんだね……」
――――私も…拓ちゃんを責める資格なんてないんだ…。
私の目をゆらゆら揺れる瞳で見つめてた拓ちゃんの目からは
「ホントにごめん……」
一筋の涙。
「俺、本当に分かってなかった。本当にごめん…
泣かせて、傷つけて…ホントにごめん……」
そう言って再度、ギュッと私を抱き締めた。
私の耳元で嗚咽を漏らす拓ちゃん。
私も溢れ出る涙を拭う事なく、彼の腕の中で泣いた。
何度も自分に言い聞かせるように
何度も今までの自分の歪んだ想いを正すかのように
「俺が間違ってたんだ……」
そう言葉を零す拓ちゃんに胸が締め付けられる。
だって……。
私も間違ってた。
「私も……。
拓ちゃんの事、ちゃんと分かってなかったね…」
拓ちゃんが他の女の人を抱くのは自分に色気が無いから。
拓ちゃんが私に触れてくれないのは私が悪いから。
色々な理由を全部、自分に当て嵌めてそれで答えをOKとしてた。
それで自分を納得させて終わりにしてた。
拓ちゃんの奥底の深い想いの部分に気付けなかった。
宅ちゃんは少し歪んでるけど、私を大切に想ってくれてた。
私を大切に想うからこその、行動だったのに……・
「私が本当は1番、拓ちゃんをちゃんと知ってなかったんだね……」
――――私も…拓ちゃんを責める資格なんてないんだ…。