
ふわふわ堕天使のスルメイカ
第21章 愛の狭間で・・・
「そう……でしょうか…」
クリスマスという期日。
その日が来ても答えが出せなかったら、あの2人は待ってくれるのかな…。
確かに答えが出なかったら待ってもらうしかないのかもしれないけど。
けど、やっぱり……。
そうなると、どれだけ待って貰ってても答えは出ない。
……そんな気もする。
焦って答えを出しても仕方がない。
これは私だけじゃなく拓ちゃんも光も、みんなが幸せになれない。
クリスマスまであと2週間。
「店長、ありがとうございます!」
「んー?」
「苛々せず、ぎりぎりまで自分の心に問い掛けてみます。
拓ちゃんの事も、光の事も」
「おう。そうしな?」
店長は目を細めて優しく微笑。
私の頭をポンポンと叩いた。
―――うん。
苛々してても仕方がない。
何だか…店長の言葉で心にスッと光が射したような、そんな気がする。
心が軽くなった私は上機嫌でお店のゴミを掻き集め
「店長、ゴミ捨てて来ます!」
「はいはい」
足取り軽く店の裏側へ。
そんな私の背中に向けて、店長が小さな声で
「ったく。俺の事もそれだけ考えて欲しかったっつーの」
ボソリと言葉を零した事は、私は知らない。
クリスマスという期日。
その日が来ても答えが出せなかったら、あの2人は待ってくれるのかな…。
確かに答えが出なかったら待ってもらうしかないのかもしれないけど。
けど、やっぱり……。
そうなると、どれだけ待って貰ってても答えは出ない。
……そんな気もする。
焦って答えを出しても仕方がない。
これは私だけじゃなく拓ちゃんも光も、みんなが幸せになれない。
クリスマスまであと2週間。
「店長、ありがとうございます!」
「んー?」
「苛々せず、ぎりぎりまで自分の心に問い掛けてみます。
拓ちゃんの事も、光の事も」
「おう。そうしな?」
店長は目を細めて優しく微笑。
私の頭をポンポンと叩いた。
―――うん。
苛々してても仕方がない。
何だか…店長の言葉で心にスッと光が射したような、そんな気がする。
心が軽くなった私は上機嫌でお店のゴミを掻き集め
「店長、ゴミ捨てて来ます!」
「はいはい」
足取り軽く店の裏側へ。
そんな私の背中に向けて、店長が小さな声で
「ったく。俺の事もそれだけ考えて欲しかったっつーの」
ボソリと言葉を零した事は、私は知らない。
