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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第22章 心愛の“心”

チキンを揚げ終えて、その他のポテト系も全部揚げ終えた私は


「ふぅ……」


バックで暫し休憩。


机の上に無造作に置かれた、パン・おにぎり・デザート類にドリンク類。


すっごい数か並べてあるけど…きっと今日のシフトの人数分買ってあるんだろうなー。


私はその中からシャケのおにぎりを選択。

包装を取って口に頬張りながら、明日の事を頭の中で作戦会議。



2人から決められたクリスマスという期日は明日。



明日…どうしようかな……



うーん……と頭を捻らせてる所へ




ガチャッ




「ハァ…店内バカップルばっかで嫌んなるな!!」


クソッたれが!って、糞にタレまで付けてお客さんに無駄にキレてる店長が入って来た。



「ど、どうしたんですか?」



あまりのキレっぷりにビックリしながら店長にキレてる理由を聞くと



「レジでバカップルがやれ、チキンにするかポテトにするか延々5分以上悩みやがって!

腹立ったから他のレジであいつ等が悩んでたモン全部売ってやった!」


「なっ……!」



なんちゅうー奴……。


…それって、



「自分に彼女が居ないからですか?」



ズバリだろ!

絶対八つ当たり的な嫉妬もあるハズ!



「あ?お前、今から揚げてやろうか」




ひぃぃ!







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