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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第23章 St.Xmas

「…………えっ…」


拓ちゃんは、その声に一瞬で気付いたみたいでバッ!と後ろを振り返った。


私も、ふわりと笑いながら拓ちゃんと同じ方向に視線を流す。


そこには



「な…・んで…柚(ゆず)と心(こころ)が…」



拓ちゃんの…元…になるのかな…。

拓ちゃんの元奥さんと、その子供が拓ちゃんの傍に立ってて。


拓ちゃんは素っ頓狂な声色で、驚いてる風だったけど、私と奥さんは軽く会釈。


だって。



「私が呼んだからだよ?」


「え?」


「拓ちゃんが本当に笑えるように。

私が、ここに奥さんとお子さんを呼んだの!」



ですよねー!って奥さんとニカリ笑ってピースサイン。


拓ちゃんは1人、状況が把握できず完全に戸惑いMAX。



無理もない。





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