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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第24章 聖なる夜に・・・・・・

「ところでさぁ、」


「え?」


「歩けそ?」


光は私の擦り剥いだ膝へ視線を流す。


「おんぶしてやろうか?」


「へ?!」


お、お、お、おんぶ?!!



「いいい、いいよ!いいよ!!」



両手を顔の前でブンブン振って。

光の有難い親切を全力で拒否。



おんぶなんて無理無理!!


……こんな事なら、電車の中でパン食べるんじゃなかった。


って。

パン1個食べたくらいで、どうにかなる体重ではないのだけど。



「言うと思った」




光はククッと軽く笑ったと思えば



スッと何故か私の膝元へしゃがんだ。






な…何……?





思わずきょとん。





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