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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第25章 聖なる夜に・・・・・ 2

「バス停って今言った?!」


私は光から身体をガバッと引き離して

私の声に迷惑そうな顔してる光の顔を見入る。


「さっきから何度言わせんだよ。

バス停で待ってたって言ってんじゃん」



いやいや!!!

しれっと言うな!しれっと!!



じゃ…じゃぁ、もしかして……



「私が扱けた時、後ろに居たの…?」


一部始終、全部見てたりした…?



「そりゃまぁ。だって後ろからそっと付いて歩いてたわけだし?」



悪びれる事もなく、首を竦めて話す光。



歩いてたわけだし?じゃないし!



「だったら後ろから声掛けてよっっ!!」



そしたらもっと早く光に逢えて安心してたし!


もっと早くに2人でここまで登ってこれたし!!!


扱けるとこも、ボロボロになってく様も見られなくて済んだかもしれないのに!!



「それじゃ、何も面白くねぇーじゃん」


「はい?」


「俺を探しながらボロボロになっていく所を見て、いいタイミングで助けたら俺、王子みたいじゃん?」



って首を傾げてニカリと笑う光。



ぜんっぜん笑えないんッス!!




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