テキストサイズ

ふわふわ堕天使のスルメイカ

第25章 聖なる夜に・・・・・ 2

「勘弁して……」



私は何だか、一気に全身の力が抜けてその場にしゃがみ込んだ。



「私がどんな想いで……」



光も私に合わせてしゃがみ込む。

けど、私は光と顔は合わせたくなくて

頭を抱え込むようにして、膝の中に顔を埋める。

そんな私の頭に光は軽く手を乗せて



「どんな想いかなんて知ってるよ」


「知ってて黙って後ろで見てたなんて悪趣味だ…」


「どんな想いで俺を探してるか分かったから、声を掛けれなかった」


「…なんでよ。ドSだから…?」


「俺の事、必死で探してくれてる心愛を見てるとすっげー嬉しくて。

すっげー可愛くて仕方がなくて。


もっと、もっと見て居たい。


そう思ったら声が掛けれなかった」




そう言いながら、優しく私の頭を撫でる光は



相当、ズルい。






ストーリーメニュー

TOPTOPへ