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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第25章 聖なる夜に・・・・・ 2

恋の寿命の話を聞いた時。


私もいつか、そんな“恋”がしてみたいな。

なんて他人事のように思ってた。

その時はちょうど拓ちゃんが浮気三昧の時だったから尚更かもしれないけど。


いつか。


いつか私も100年以上一緒に居られる相手を…


そう思えるような相手に巡り合えたら…


そう、軽い気持ちで思ってたりしたけど




「俺が絶対、毎日心愛を俺に惚れさせてやる。

俺はこの先心愛しか愛さない」



その話を聞く前から、私は既に出逢ってたんだ。



「どんな事があっても、俺はあんたを手放さないから。

覚悟しとけよ」



「……手放されたら困る」




とっくの昔に出逢ってたんだ。




100年先もずっと一緒に居たいと思う人。

100年先もずっと一緒に居られるだろうって思える人。


毎日毎日、この人となら幸せに過ごせるだろうと想える人。




「俺、マジで心愛の事大切にするから」


「私も光の事、大切にする」









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