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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第27章 番外編

予想した通り、足音は光のもので。

ガラリとドアを開けると同時に


「暑ぃ~~…」


苦笑しながら入って来た光。


チラリと時計を見ると、電話を切ってジャスト5分。


「時間ぴったりだね?」


「当たり前。俺を誰だと思ってんの?」


ふふんって威張ってみせる光に思わずプッと笑いが出る。



光はベビーベッドを覗き込みながら


「こいつ、いつも寝てんのな?」


ベッドで寝てる天使の頬をプニュプニュ。



「ちょっと、起きちゃうじゃん」



光が来る時は寝てるかもしれないけど

私からすると“やっと寝た”。

だから、止めて欲しい……。



「あ、また寝なかったの?」


「正解!」


「やれやれ。困った奴だなぁ」



なんて言いながら、全然困った顔してないのは気のせいだろうか。




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