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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第28章 番外編 ②

「無理って、何がですか?」


「そんなに直ぐにキレてっと、守れるモンも守れねぇーだろうよ?」


「そんな事、あんたに心配される必要はありませんから。

こいつの事は俺が全力で何があっても守りますから。」


「守れなかったら?」



ニヤリと生意気男に笑みを向けると

生意気男もニヤリと笑みを俺に返して



「愚問ですよね?その質問」


「あ?」


「守れなかったら。なんて事は絶対無い。

守ると決めたら、俺は絶対守る。

だからその質問は愚問でしかない」



そう、言い切った。




―――愚問…か…。



さっきまで、眉間に皺を寄せて

今にも噛み付きそうな狂犬みたいな顔だった生意気男の表情は

自信満々な


っと。嫌味なくらい自信満々な表情に変化してて。




「あ~あ。つまんね~の」





マジで面白くない。







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