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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第28章 番外編 ②

「お…俺……?」


自分に指差しながら問うと、彼女は小さく恥ずかしそうに


コクリと頷いた。



俺は手に持ってたゴミ袋を取り敢えず置いて、彼女とちゃんと向き合った。



…背はざっと160㎝くらいだろうか。

モデルか?と思うくらいスラリと長い手足。

ひしひしと伝わってくる緊張感に、つい俺まで緊張してしまう。



「あ…あの……私、光桜(みお)って言います」


「あ…どうも。一弥(いちや)と言います」



彼女がペコッと頭を下げるから、俺もつられてペコッ。


普段、客にすら頭を下げないって良く徳チャンに怒られてたのに


俺…何ペコペコ下げてんだろ。


なんて思いながら、チラッと上目で彼女を見れば




ドキッ




彼女と目が合ってしまって鼓動が弾む。





……この、感覚………





「あの…私……」



彼女が放つ言葉の続きを、何となく予想してしまって。


ドクンドクンと心臓が高鳴る。





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