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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第29章 重盛家のクリスマス

「光…愛してる」



溢れんばかりの愛の言葉を、光に届ける。

その想いを受け取り、光の想いを伝え返すかのように

熱い熱いキスの嵐が降り注ぐ。




―――外は雪。




朝から、ホワイトクリスマスだってテレビで騒いでたっけ。


そんな雪でさえも、今の私と光なら全て溶かしちゃうんじゃないか


ってくらい、甘くて…熱い。








「―――――あっ!!」


「な、何!?」



急に大声を上げた私に、光はビックリしたのか

一瞬だけ、肩をビクッと震わせて

左耳に人差し指をツッコんで怪訝そうに私の顔を覗き込んだ。



…でもね?


大切な事を忘れてたんだもん。

やっぱりこれは伝えなきゃ。







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