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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第7章 成り立たない【倖】

―――――どれだけの時間、泣いただろう・・・。


ふと我に返ると。


しっかり毒舌重盛にしがみつくようにピッタリくっついてる自分に気付く。


泣いてる時はそんな事どうでも良くて。

ただ拓ちゃんに対する辛さを涙にぶつけて吐き出したかった。


だから全然気付かなかった。




……めっちゃ服、濡らしちゃってる!!



ど‥どうしよう…‥


“バカ!アホ!濡らすなバカ!”



怒涛の毒舌が飛んでくるかな‥?!



怖いぃ!!




そう予想して一気に身体が強張る





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