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ギャルとあたしの8ヶ月

第2章 彼女のヒミツ

…カシャンッ

あたしは
屋上のカギを開けた。


キィー…

古い、サビたドアが
きしむ。


ガチャン!


鉄の扉が
重く閉じる。


そこには
限りなく続く、
真っ青な空があった。

「わ…」

思わず声をあげた。

こんなにも
屋上の景色が
素敵だとは思わなかった


あたしは
携帯を手に取り、
空に向けた。


ピピッ…パシャ。

横を見ると
彼女が笑っていた。


『なんだ、持ってるんだ』


彼女も写真を撮った。

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