夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「・・やだ・・、
昨日の煙でまだ目が痛くて・・・」
自分でも驚いた。
泣く理由なんて何もない。
「俺は祝福なんて望んでない。」
「・・・どうして・・?
結婚だよ?
みんなでお祝いしなきゃ・・・」
「お前、嫌じゃないのか?
俺が他の女と結婚すること。」
「嫌・・・?
どうして私が・・・・」
社長の顔を見たら言葉が詰まる
切ない目・・・
いつもとは違う子犬のような瞳に何も言えなくなった
「俺は、お前が好きなんだよ。」
夢かと思った
またどうせ、からかわれてると思った
「・・っ、社長・・・?」
でも、ベッドに押し倒されてる今・・・
これが冗談じゃないと確信した。