夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「あなたたちは湊の歩行を邪魔する石ころに過ぎません。」
「・・・え?」
目を吊り上げて、頭のてっぺんから声を出した蓮さん
「小学生の時におばさんに言われたんだ。
あの威圧感は今でも忘れられないね。」
そのモノマネはなんとなく似てて、想像できてしまうからこそ蓮さんに合わせて笑ってしまった。
「蓮さんが石ころなら私は鳥のフンかも。
それなら、あの母親の頭に落としてやりたいくらいだけど。」
「はははっ!
美月ちゃん結構言うねー!」
蓮さんの言う通り、
ここに来ると時間を忘れてしまう。
あの屋敷のことも・・
あの会長のことも・・
そして社長のことも・・
ここは全て笑い話に変えてくれる。