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夢見るシンデレラ。

第3章 *魔法使い...





『奥様、こちらが報告書になります。』














差し出された冊子を無言で受け取り、中身を確認する。






一通り目を通すと、前の机に冊子を軽く放り投げた。














『あの女、やっぱり汚らわしい。
うちには相応しくないわ。』



『と、言いますと・・・』














会長はふかふかの大きなソファーから立ち上がると、窓の外に目を向けた。













『今すぐ排除します。
湊をここへ呼んで。話をするわ。』



『・・かしこまりました。』













頭を下げた西田が部屋を出て行くと同時に、口角を上げて微笑んだ会長。




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