夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「だいたい・・!
なんであんな夜中に・・・」
「夜中だろうと覚えてんじゃん。」
「たまたま思い出したの!!
もう、社長の連絡先も知らないし、どうしようかと思ったんだから。」
「俺もまな板の番号知らないからずっと待ってた。」
「はぁー・・・
バカみたい・・・」
大きな溜め息をつくと、社長に手を握られた。
「ーー?」
「遅れた分、楽しませてくれよな。」
「・・・・」
「俺様とのデート」
「・・・・何様よ。」
文句を言いながら、軽く微笑んだ美月
なんだかんだ社長といても笑える。
口も悪いし、態度もデカいけど、本当は不器用で真っ直ぐなのかもしれないー・・・