夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「おい、どうすんだよ。」
「カラオケでも行って時間潰す?」
「嫌だ。あんな狭い空間耐えられない。」
「じゃあ、どうするの?
またお金に物言わせて行く宛でもあるわけ?」
「・・・・」
途方に暮れて歩き続けてたら、突然立ち止まった湊
歩き続けた美月が相合傘から抜けて、後ろで立ち止まる湊に気付き振り向いた。
「あるっちゃある。」
「え?」
「金に物言わせて行く場所」
「ちょ・・、本気・・!?」
再び相合傘に収まると、美月の肩を抱き、さっきより軽い足取りの湊
不安な気持ちを抱えながら、美月は黙ってついて歩いた。