夢見るシンデレラ。
第4章 *永遠の11:59...
『おめでとう。本当に良かった。』
「・・蓮さん、私、」
『幸せになるんだよ、必ず。』
あの公園で過ごした日々は、今でもはっきりと覚えてる。
優しく抱きしめてくれて、温かいキスもくれた。
いつだって蓮さんは私を受け入れてくれたー・・・
「・・はい!必ず。」
胸に秘めた想いー・・・
伝えることのない、この先もずっと抱き続ける。
「おい、蓮。
これからは今まで通り気安く関わんなよ。俺の嫁なんだから。」
『はいはい。わかってるよ。』
話に入り込んできた湊を軽くあしらう蓮
『まぁでも人妻も悪くないかも。』
「蓮さん・・!///」
『冗談だよ、冗談!』
余裕で笑ってる蓮に合わせて苦笑いする美月は、隣で物凄い形相をする湊の腕を引いてなだめた。