夢見るシンデレラ。
第2章 *魔法の馬車...
あいつのことだー・・・
きっと出口がわからず迷ってるに決まってる。
・・だったらなんだ。
あいつのアホ加減に付き合ってる暇はない。
「・・湊?顔険しいよ?」
いや、待てー・・・
また変な奴等に絡まれでもしたら・・・
「っ・・!!
湊?どうした?」
受けてた授業を放棄して、突然教室を出て行った湊。
あーなんで俺はあんな使用人ごときに・・・
「湊!どこ行くんだよ!」
「わりぃ、先帰る!」
「は?お前、授業は?」
「聞かなくても俺様満点だ。」
「それは毎度俺が、
ったく・・・
ダメだ、あれは。」
追いかけるのを諦めた徹が呆れた様子で首を傾げた。