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夢見るシンデレラ。

第2章 *魔法の馬車...





あれが母親ー・・・










目鼻立ちがはっきりとして、あの母親にしてあの子ありといった顔の整った親子なことは間違い。









それにしてもあの態度、息子に対する愛情の欠片もなければ、向けられた視線にも親心なんて感じなかった。














夜中ー・・・



みんなが寝付いた頃に美月も部屋のベッドで横になりながら、忘れたくても忘れられない西園寺 菜々子の顔を考えていた。















「・・おい、」



「ーー?」



「聞こえるか?」













目を瞑ってたら、突然ドアの方から声がして寝返りをうつ。













「まな板、寝たのか?」














私を"まな板"と呼ぶ奴・・・















「・・なに?」














あいつしかいない。


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