
夢見るシンデレラ。
第2章 *魔法の馬車...
『強烈だなー美月ちゃん』
グラスのお酒を一気飲みしながら大笑いする徹の横で、口をへの字にして黙ってる湊
『湊にあそこまで言うの姉ちゃん以来じゃない?普通、俺らにあんな口の利き方する女いないもんなぁ。』
「あいつは俺様の優しさを無視しやがった」
『確かに。
むしろ湊はあの子を助けたのにな。まぁ踏みつけるのは俺的にもいただけなかったけど。』
「あ?」
『いや・・!
俺に当たんなよ。』
徹を睨み飛ばした湊がテキーラを一気に口に含んだ。
『でも、俺は好きだよ。美月ちゃん』
「ブーッ・・!!!」
『『!!!』』
静かにしてた蓮の一言で、湊の口から飲み切れてないテキーラが吹き出た。
「っ・・ゴホッゴホッ・・!!
んだよ、蓮!突然冗談ぶち込んでくんなよ。」
『そうだよ。
あの子は蓮のタイプじゃないだろ?』
笑ってる二人を横目に、おしぼりで周りを綺麗にする。
