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夢見るシンデレラ。

第2章 *魔法の馬車...





『美月ちゃん指名だよー』



「あ、はい・・!」



『バニーちゃん、頑張れ!』



「え?バニーちゃん?」














オーナーに渡された衣装はバニーガール





見ただけで顔が熱くなるー・・・














『美月、細いから似合いそう!』












同じ控え室にいた愛実はテッカテカに光るアメリカンポリスの格好ではしゃぐ








やっぱり引き受けるんじゃなかった・・・














『美月ちゃん急いでねー!
3番室でお客様お待ちだから!』



「・・はーい・・・」














初めてのお客さんでバニーガールは抵抗が大きすぎる





着てたバスローブを脱ぐと、網タイツを履いてレオタードに足を通した。





目の前の鏡に映る自分がいかにやらしい格好をしてるか、恥ずかしくてたまらない。














「柚のため・・・ママのため・・・」















小さく深呼吸をすると、赤いピンヒールを履いて、うさ耳をつけて、自分の中のスイッチをオンに切り替えた。



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