夢見るシンデレラ。
第3章 *魔法使い...
「・・・!!!」
「10分遅刻。
この店、客を待たせる気?」
「蓮さん・・!
何してるんですか!?」
ベッドに腰掛けてるのは紛れもなく蓮さん
驚くあまり、ドアに張り付いたまま固まった
「何って、客として来てみたんだよ。
どんな仕事してるのかなぁと思って。 」
「そんな・・、冗談でしょ?」
「冗談で風俗にまで足運ぶと思う?」
「えっ・・、
じゃあ今日のお客さんって・・・」
「うん。俺。」
愕然とした
夢だと思いたかった
「っ・・無理です・・!」
「この店は客を選ぶの?」
「そうじゃ・・
じゃ、じゃあ、会員カード作ったんですか?」
「うん。」
ポケットから取り出した財布から「ほら。」と誇らしげに見せられたのは会員カード
「本当に作ったんだ・・・」
「じゃあ、始めよっか。」
「え?」
「本番以外、何でもしてくれるんでしょ?」