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夢見るシンデレラ。

第3章 *魔法使い...





「これ着とけ。」



「・・何よ。」



「いいから。」













湊が脱いだジャケットを美月の肩に羽織らせようとする













「やめてよ・・!何の真似?」



「黙って着てろ。」













肩に掛けられたジャケットを払おうとしても無理矢理包み込まれて、大人しく湊の優しさに従うしかなかった














「・・ねぇ、」



「ーー?」



「どうしてわかったの?」



「何が?」



「この店が違法だって。」



「そんなの調べりゃすぐわかるっつーの。
俺様のビルで悪事を見逃すわけねぇだろ。」



「・・あんたの、ビル?」



「そっ、俺様のビル」













やっぱりこの男、生きてる世界が違いすぎるー・・・



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