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【裏小説】イケメン王宮~プリンセスと危険なイケメン達~

第3章 ルイ篇

「ごめん…。本当はこんなやり方、間違ってると思うけど……」

そう言うと腰に回した手を滑らせ
月花の背中のリボンに手をかけた。

『ま……待ってっ…ルイっ!』

「……」

シュル…っと音をたててリボンがほどける。

ネグリジェがゆるみ胸元まで落ちてくると
月花は慌てて片手でおさえた。

『や……っ』

「……なんで隠すの?」

『なんでって……』

「……他の人には見せたんでしょ?」

ルイが身体をかがめて
月花の鎖骨へと唇を押し付けた。

『…っルイ…これって…もしかして……』

「うん、ジルから許可貰ってる」


ルイの行動が『夜伽』だと気付いた月花は
目を瞬かせながらルイを見つめた。

そんな月花にルイは目を細めると
掴んでいた月花の手を優しく引っ張った。


「こっちに来て」

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