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甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第2章 僕って弱いのかなぁ。

「こら、裕翔! やめてっ」

あ、また女々しくなった。

僕の言葉はなぜか女々しい。
今だって、「やめろ!」っていえばいいのに。

でも、そう思うのは発言したあと。

こんな口調が悪いのかなぁ。はぁ。

「いーじゃん、ちょっとくらい!」

チュッ……。

僕の部屋に響くリップ音。

「こら! 裕翔ぉ! ファーストキスも裕翔なんだよ。 もうやめてっ」

ばっと飛び起きると、キッと睨む。

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