テキストサイズ

甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第2章 僕って弱いのかなぁ。

「わーりぃ、わりぃ。 神谷が可愛かったから、ついな」

また、この理由。

いっつもじゃないか。
その理由、聞き飽きた。

「僕は可愛くない! 僕は男だ!」

そして、僕のこの言い返しも、聞き飽きた。
でも、これしかいうことがない。

「もー、神谷は素直じゃねぇな」

「素直じゃなくて、悪いね!」

いつものやり取り。
はぁーあ、もういーや。

そろそろ、今日の活動にいこっと。

「またゴミ拾いいくのか?」
「うん。 だって、暴力団の活動でしょ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ