テキストサイズ

甘く、弾けて。僕はもう我慢できないから。

第7章 神聖な【Xmas】

 僕は、裕翔の手を掴んで、家に招き入れる。恥ずかしくて、顔を真っ赤にしながら。
 裕翔は、相変わらずにやにやと余裕な笑顔で、かっこいいけどちょっと腹が立つ。

――――裕翔の余裕を無くさせてみたい。

 腹が立つと同時に、そんな劣情も湧いてくる。
 そんなの、ないないっ! って、劣情を頭の中から追い払う。

 家に入ると、いい匂いがする。だって、さっきまで僕が料理を作っていたのだから。
 両親は、いい歳をして「クリスマスデート」とか言って、旅行に行った。僕を、お留守番させて。本当、酷い親だ。
 といっても、親が家にいるのも困るんだけどね。裕翔とイチャイチャできなくなるから。

 家は暖かくて、また感情の制止が聞かなくなってくる。ただでさえ、暖房のせいでぼーっとしてるのに、その目の前に裕翔がいるなんて、ムラムラする以外、どんな行動が出来るのかな。

 僕は、ソファに座った。隣には、裕翔がいる。
 もう我慢できないっ!
 さっきのお預けもあり、僕は我慢できなくて、裕翔を押し倒した。
 裕翔は、そうなるとわかっていたのか、余裕そうだ。
 僕は、自分からキスした。そして、裕翔の咥内に自分の舌をいれる。裕翔の舌と絡ませる。
 その音が僕を刺激して、僕のそれは、もう完全に臨戦体制。
 ソファに倒れこみ、僕とキスをしている裕翔のモノも、もう勃ち始めている。
 片手で優しく撫でてみると、裕翔のモノは完勃ちになった。

 それを確認して、僕は裕翔にねだった。
――もう、僕に理性はない。

 「ねぇ……ヤろ?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ