ナーバス BREAK DOWN
第2章 解逅
なかなか話を始めない相馬に焦れ、道臣はつい強い口調になる。
「何があった?早く話して」
「すまん、何から話していいか分からないんだ」
道臣が急かしても困惑していて話し始める事が出来ずにいる相馬を見て、大変な事があったのだと覚る。
とはいえ、このままでは埒があかないので、道臣はきっかけを作る。
「とりあえず、何があっただけ教えて」
なおも、相馬はいいずらそうだったが意を決したように話し始めた。
「真実君が拉致されて輪姦されたんだ…」
道臣は言葉が出なかった。
相馬は続けた。
「その時、覚醒剤を打たれたんだ。急性の中毒症状で死にかけて、一命はとりとめたが後遺症に苦しんでいる」
相馬はそこまで話すとグラス煽った。
道臣はまだ何も言う事が出来ずにいた。
(なんて悲惨な…)
反応のない道臣に相馬は気を悪くした様子もなかった。
自分の話を重く受け止めてくれていて、言葉がない事がわかっている。
要点を話してしまうと気が楽になり、相馬は事の次第を最初から話した。
「何があった?早く話して」
「すまん、何から話していいか分からないんだ」
道臣が急かしても困惑していて話し始める事が出来ずにいる相馬を見て、大変な事があったのだと覚る。
とはいえ、このままでは埒があかないので、道臣はきっかけを作る。
「とりあえず、何があっただけ教えて」
なおも、相馬はいいずらそうだったが意を決したように話し始めた。
「真実君が拉致されて輪姦されたんだ…」
道臣は言葉が出なかった。
相馬は続けた。
「その時、覚醒剤を打たれたんだ。急性の中毒症状で死にかけて、一命はとりとめたが後遺症に苦しんでいる」
相馬はそこまで話すとグラス煽った。
道臣はまだ何も言う事が出来ずにいた。
(なんて悲惨な…)
反応のない道臣に相馬は気を悪くした様子もなかった。
自分の話を重く受け止めてくれていて、言葉がない事がわかっている。
要点を話してしまうと気が楽になり、相馬は事の次第を最初から話した。