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ナーバス BREAK DOWN

第2章 解逅

「塚本さん、僕は…」

真実はまた殴られるのを覚悟で、頬に添えられた塚本の手を避けるように顔を背けた。

塚本は「フン」と鼻をならして、避けられた手を制服のパンツのポケットに入れる。

中から小さなプラスチックケースを取出して、器用に親指で蓋を開け薄いピンク色の錠剤を1錠出して自分の口に放り込んだ。

ケースをポケットに戻すと真実の顎に手をかける。

「やっ、何?痛い!」

下顎の付け根を押さえられて、真実は口を閉じる事が出来なくなった。

塚本の顔が近づきそのまま口を塞がれる。

抵抗しようにも腕と顔はがっちり押さえられていて動かない。

辛うじて動く足をばたつかせたが、それも下半身を押し付けられて封じられる。

その時真実の腹部に塚本の猛ったものがあたった。

改めて犯されると実感が湧き、嫌悪感と悔しさに涙が流れる。

塚本が舌を差し込んできた。

「!」

その舌が真実の喉の奥に何かを押し込んだ。

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