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不器用な彼の愛情表現

第2章 プチ同窓会

カラオケで、ドリンク飲み放題プランーと言っても、ソフトドリンクだけだがーにした。

利用時間は4時間と、まあ妥当だろう。

「よくこれだけの人数集まったよな」

「そうそう。竜樹からなかなか返事来ないから、無理だろうって思っていたけど、よかったな、実現して。ま、とりあえず乾杯」

各々、ソフトドリンクで乾杯をした。

「なあ、この中でキチンと就職した奴いる?」

「んー、どうだろ。てか、今その話題やめようぜ。せっかく、卒業後にまた会えたんだし。誰か歌えよ」

尾野和沙(おのかずさ)が話題を切り替えた。

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