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最初で最後の恋

第12章 この気持ちの正体は?

女は俺が優しく話しかけたからか、照れながら答えた。


「えっと……



神田くん、すごく格好良かったから」 



やっぱりな。

こいつも見た目だけかよ。
女の返事を聞いて一気に冷め切った俺は、女に近づいた。

そして、女の唇にキスを落とした。


「…んっ…ふぅ」


俺のキスに翻弄されるかのように甘ったるい声を出す女。


やめろ、そんな声を俺に聞かせるな。


俺は女の口を完全にふさぎ、声も出せないくらいにキスをした。


「んんんっ…ぷはっ……」 


長い時間をかけて唇を離すと、女の目はとろんとしたまま俺の腕に掴まっていた。

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