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最初で最後の恋

第12章 この気持ちの正体は?

「いいよ。付き合おうか」


クスッと微笑みながら女の頬に触れると、嬉しそうに頷く女。


「じゃあさ…

今日は、お前のこと俺にちょうだい」


女はそのまま俺に身を預けた。






愛なんてもの、この世界にはないんだ。


『彼女』『彼氏』


そんなものは名前だけ。



本気の恋なんてものは存在しないんだから、ゲームだと思って性欲だけ満たせればそれでいいだろ。


お互いにさ。



俺は愛とか恋とかそんなものを信じられない。空想だとしか思えなかった。

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