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最初で最後の恋

第17章 柔らかな時間

ーSide by 澪ー

家に帰ってからも、あたしはベッドの上で神田君からの連絡を待っていた。


香奈たちと3人で帰ってから、あたしはずっと携帯ばかりを気にしていた。


神田君、大丈夫…かな。
日曜日のこと、忘れてないよね?

一気に不安が押し寄せてくる。

1人になるとだめだなぁ。


「はぁ…」


ため息をついたその時、携帯がブルブルと震えた。

あたしは急いで通話ボタンを押した。


「も、もしもしっ」

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