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最初で最後の恋

第17章 柔らかな時間

「じゃあ、また日曜日に…「あのさ」」

そう言いかけたあたしを止めた神田君。


「澪は……




俺がもし、汚い人間だったとしても






好きでいてくれるか?」


「えっ……」


いきなりの質問に、戸惑いが隠せなかった。

汚い、人間だったら?


「あ、な…なんでもない!忘れてっ」

そんなの、決まってる。

「今の神田君は汚くなんかないから


あたしのこと大切にしてくれてるから




そんなの、気にしないよ?」

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