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最初で最後の恋

第22章 現実と向き合う

ベッドに横たわったまま、涙を流しながら告げられた真実。


蓮は傷ついていたけど、それは蓮の将来を望んでのことだったんだ。


でも…



なんて残酷なんだろう。



あたしはベッドのそばで座ったまま動かない蓮を、見つめることしかできなかった。


声をかけて背中をさすってあげたい。でも…


いきなりのことに、蓮が蓮自身この状況を飲み込めていないはず。


だから……





今だけは、蓮のことを見守ろう。


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