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最初で最後の恋

第6章 初デート

神田くんの言葉に、あたしは目線を彼にうつした。

見たことのない真剣な表情。


その瞳の奥に、どんな思いを抱えているのか、あたしにはわからなかった。
  
 
「見た目がいいから付き合います、

結局はそういう奴らばっかだと思わないか?」


見た目……か。

彼の真摯な思いを初めて聞けたような気がする。


神田くんほど格好いいと、きっと今まで神田くんの見た目だけで近づいてくる人はたくさんいるはずだ。


でも………

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