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最初で最後の恋

第6章 初デート

「え、なに?気になるじゃん」


「なんでもないよ」


そう言ってさっきまでの真剣な顔からいつもの柔らかい感じに戻る神田くん。


気になるなぁ、もう。



話をしていたからか、歩いている時間はそんなに長く感じなかった。


けっこう坂道ばっかり歩いてたから、高いところに向かってるのかな??


「足、大丈夫か?」


「うん、平気」


もうすぐだから、といって先に進むあたしたち。

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