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最初で最後の恋

第6章 初デート

「ほい、到着」


そう言って神田くんが見ている先にあったのは……


「わあっ…」


目の前に広がったのは綺麗な夕焼け。


ずっと坂道を歩いてきたのは、高いところから景色を見るためだったのね。


夕焼けの前には壮大な田んぼが広がっていて、夕焼けに照らされて田んぼの水面がキラキラしてる。


「綺麗……」


言葉が勝手に出てしまい、声を発していることに気づかなかった。


「ここ、俺の地元なんだ」

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