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遺伝子の欲望

第7章 放射線物質

「余り…持ち合わせてないんで…。まだ、学生の身で…。」


あぁ…こんな事、言わせて…。


「大丈夫だよ!ここは、俺が持つから!今日、一緒させて貰ったお礼をさせて欲しいんだよ!」


「えっ…いえ!ただ一緒しただけで悪いですよ!」


暢くんは、謙虚に断った。
そうよ!そうよ!
寧ろ迷惑よ!


私は大人気なく、正直に言ってやるわ!


「私たち、これから話をする予定だったんで、とりあえず自腹で食前酒だけ頂きますから、失礼しますね!」


言い切った!
のに…。

「はははっ!遠慮なく、一緒に話せばいいじゃないですか!」


はい?


「はぁ~…。」


流石の暢くんも、引いたわね…。


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