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遺伝子の欲望

第8章 単細胞生物

「嘉之みたいに執着心なんて、松原さんにはないんじゃないの。」


単細胞だもの。


面倒な事には、関わりたくたさそう…人間関係なんて特に!


「嘉之を引き合いに出さないでよ~!あれは特殊なんだよ!」


嘉之のせいで体調壊したくらいだから、思い出したくないでしょうね~。


香織は、カンパリソーダを飲みながら


「単純そうな松原さんがさぁ~遺伝子の講義に一人で参加しようとしてたんでしょ…それだけ本気なんじゃないのかな?」


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