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遺伝子の欲望

第9章 二重螺旋

きっと私は、暢くんに遺伝子をずっと惹かれて欲してたんだと思う。


「誰でもないわ…私の持論よ。」


「黎子さんの…。」


「暢くん…私はまだ好きかどうか…分かってないけど、貴方の遺伝子には興味あるし…欲しいのよね。」


「欲しい…。」


ふふ…トマトみたいになったわね。


「私のDNAが…そう命じてるから…。」


「黎子さんの…遺伝子が…僕のを?」


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