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遺伝子の欲望

第2章 遺伝子(いでんし)

松原さんが、試作品を一口食べると


「うん、まあまあ旨いね。僕は、もっとスパイシーでもいいと思うよ。」


人の味覚も、十人十色だろうけど、確実に松原さんとは味覚が合わなさそうだわ。


暢くんが作ったモノは、大抵口に合っていた。 


香織も絶賛している。 


「有り難うございます。参考にしてみます。」


笑顔で答える暢くん。


若いのに、大人な対応ね…。


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